Yahoo!リスティング広告を使ったPPCアフィリエイトの始め方

リスティング広告を使ったアフィリエイト、いわゆるPPCアフィリエイトが難しいのは「成約キーワードが取れない」という点です。

アフィリエイトではない通常のリスティング広告の運用では、まずいろいろなキーワードに広告を出してみて「売れるキーワード」を探していきます。

通常のネットショップなどの場合は「申込完了ページ」に「コンバージョンタグ」というタグを設置しておくと、管理画面から「どのキーワードで成約したか」がわかります。

自社サイトやネットショップの場合はコンバージョンタグを設置してアクセス解析などで成約キーワードを調べることができる
LP → 申込フォームなど → 申込完了ページ(ここにタグを設置して計測)

このコンバージョンタグが設置できるおかげで、「このキーワードはいくらの広告費でいくらの売上があった」というのがわかります。そのため、キーワードごとに黒字なのか赤字なのか、またどのくらい黒字なのかなどがわかります。

しかし、アフィリエイトの場合はその「成約したキーワード」がわかりません。

なぜなら、コンバージョンタグを設置する「申込完了ページ」は広告主のサイトになるため、自身のコンバージョンタグを設置することができないんですね。

アフィリエイトの場合はコンバージョンタグを設置できるページが広告主のサイトで自分の管理化にないため成約キーワードを調べることができない

LP → アフィリエイト広告クリック ※この先はいじれない → 広告主のLP → 申込フォームなど → 申込完了ページ

リスティング広告を使ったPPCアフィリエイトの場合は、アクセス解析ではなく広告の管理画面からキーワードごとに何回クリックされたか?コストがいくらかかったか?などはわかりますが、コンバージョンタグを設置することができないので、「その結果いくらの売上になったのか?」をキーワードごとに計測することができません

そのため、アフィリエイトの運用は代理店でも運用が難しいです。(実際私は以前わりと有名な代理店に運用をお願いしたことがありますが、半年以上改善努力をしてもらいましたが、ずっと大赤字で契約を止めました。その代理店自体がダメなのかと思いましたが、ネットショップ運営で同じ代理店を使っていた知り合いはちゃんと黒字運営してくれているそうです)

そこで、アフィリエイトでリスティングを使う場合は「いかに成約したキーワードの計測をできるようにするか」が大事です。

非常に地味で大変な作業にはなりますが、私がやっている方法、知っている方法を紹介します。

キーワードごとに広告URLを変えて成約キーワードを調べる

「このキーワードはこのURL」というように、1つ1つキーワードごとにURLを変えて「どのURLで成約したか」でキーワードを判断します。どのURLで成約したかはASPのリファラを見て判断します。

SEOではないので重複コンテンツを気にする必要はありません。URLだけ変えてコピペで大丈夫です。

というような感じですね。

または、1つのURLにパラメータをつけるという方法もあります。
※パラメータは、URLのあとに「?id=○○」をつけます。

という感じです。これだとページをたくさん作る必要がないです。http://sample.com/001.html というページを1ページ作っておけば、あとは ?id=○○ という部分を変えていくだけ。このパラメータの部分は変えても同じ http://sample.com/001.html のページを表示してくれます。

※ちなみに、http://sample.com/001.html?id=001&group=011&ad=111 のように、いろいろなパラメータをつけることもできます。

まずはHTMLページをコピーでたくさん作るか、URLにパラメータをつけるかを決めましょう。
使い慣れてしまえばパラメータのほうが楽なのですが、少し難しいうえに専門的な知識になり細かい解説が難しいので(実際に私はこのページで解説したことしかわからずに使っています)、わからなくて不安な方は検索で調べるかHTMLページの量産でいきましょう。

そして、ここから少し難しくなるのですが、URLとキーワードを対応させるアカウント構成のしかたに入ります。

1広告グループ1キーワードで入稿する

1つのキーワードごとに1つのURLを対応させるには、1つの広告グループに1つのキーワードだけにする必要があります。

Yahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチでは、広告グループごとに広告文と広告URLを決めるので、1つの広告グループに複数のキーワードを入れると「どのキーワードで決まったか」を広告URLで判断することができなくなってしまうためです。

「・・・えぇっ!?そんな面倒くさいの!?」
と思いましたか?

はい。面倒くさいです。超面倒くさいです。
でも、こうしないと成約キーワードはわかりません。

とはいえ、この「1広告グループ1キーワード」という作業を1つ1つ管理画面からやっていては作業に膨大な時間がかかってしまうため、作業を楽にするために、CSVでのインポート機能をつけてもらいます。

1広告グループ1キーワードで入稿が完了したら、あとはASPのリファラをもとにどのキーワードで成約したかを見つつ、運用の基礎をもとに運用していきます。

この方法だと、広告グループごと(=キーワードごと)に費用対効果がプラスかマイナスかがわかります。キーワードを完全一致で入稿すれば「どのキーワードで成約したか」がわかります。フレーズ一致や部分一致などの場合はどのキーワードで成約したかはわかりませんが、どの広告グループで成約したかはわかるので、「このキーワードの部分一致は費用対効果がプラス」「このキーワードで部分一致だと費用対効果マイナス」「このフレーズ一致はコストはかかるけど成約しない」など広告グループごと(=キーワードごと)の費用対効果がわかります。

PPCアフィリエイトで成約キーワードがわかると、それをもとに記事を作るなどSEOでも展開して伸ばしていくこともできます。成約キーワードをもとに需要があるキーワードをもとに横展開・縦展開で入札するキーワードを増やしていくということも可能です。可能性が広がりますね。

LPからそのまま成約する場合、つまり1枚ペラページでのアフィリエイトの場合はいいのですが、広告をクリックしてLPにアクセスしてきたユーザーが他のページに遷移する場合はこの方法は使えません。URLが変わってしまうからですね。正確に計測するにはLPでそのまま成約するのがいいのですが、そうでない場合もあります。

1枚ペラではない場合の成約キーワードの調べ方

広告をクリックしてLPにアクセスしてきたユーザーが他のページに遷移する場合は、アフィリエイトでの成約キーワードの調べ方の方法を使います。

1枚ペラの場合は「ユーザーがアクセスしてきたページ=成約ページ」となるので、公告グループごとにURLを分けておけばそれでわかるのですが、そこから別のページに遷移するとその遷移先は共通のURLになってしまうのでどのキーワードで成約したのかがわからなくなります。

遷移先のページも個別URLにすれば計測できないこともありませんが、ページ作成の手間が膨大になるので現実的ではありません。(PHPなどでシステムを組めばできないこともないのでしょうが・・・)

そこで、他のページに遷移する場合はアフィリエイトでの成約キーワードの調べ方の方法、つまり転送URLを使うか、成約キーワードを調べるツールを使います。

この場合でも1広告グループ1キーワードでやっておいてリファラと付き合わせをすると、より正確に調べることができます。

どちらにしても、リスティング広告を使ってPPCアフィリエイトをする場合は、成約キーワードがわからないと費用対効果の計測もできず、正しく運用していくことができませんので、このあたりの仕組みはしっかりと整えておく必要があります。

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